ジョブシャドウイングとは?

ジョブシャドウイングは、職業教育の一種で、児童生徒が企業の職場で従業員に影のように寄り添い、その仕事内容や職場の様子を観察することです。
ジョブシャドウを体験することで、

  • 「仕事」とは、「働く」とはどういうことか
  • 仕事には普段見えないところでやる仕事もある
  • いろいろな人、部署が連携して、企業や仕事が成り立っている

など、仕事や職種に関する認識の幅を広げてもらう機会とし、
「働くことについて」の気づきを促すことに重点を置いています。

沖縄型ジョブシャドウイングとは

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ジョブシャドウイングの目的

インターンシップは、仕事を実際にやってみることが主な目的ですが、ジョブシャドウイングは、実際に仕事をするのではなく、仕事をする大人を観察するものです。
インターンシップでは、より具体的な職業選択に活かせるような就労体験を目的としていますが、ジョブシャドウイングでは、その前段階として、児童生徒が自身の将来や夢や進路について自分で考えるきっかけになれる場の提供を目指しています。

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ジョブシャドウイングとは?

「ジョブシャドウイング(Job Shadowing)」とは、アメリカを発祥地とする職業教育の一種です。
児童生徒らが半日から一日の間で、実際の事業所に訪れ、そこで働く従業員に『影』のように密着し、その仕事内容や職場の様子を観察し、仕事や職種に関する認識の幅を広げてもらう機会と、働くことについての気づきを促すことに重点を置いているキャリア教育の手法です。 ジョブシャドウイングは、実際に仕事をするのではなく、仕事をする大人を観察するものです。

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ジョブシャドウイングの歴史

ジョブシャドウイングはどうやって誕生したのか・・・
1980年代以降のアメリカでは、若年者の失業率は上昇し、このままでは米国の生産力や競争力の低下につながると懸念されました。
そのため、米国政府は学校と企業との連携を強め、学校から仕事への円滑な移行を助ける何らかの対策を打ち出す必要性に迫られたのです。
その結果、
1994年、クリントン政権は、「学校から職業への移行機会法」
(School-to-Work Opportunities Act)」を施行しました。
「学校から職業への移行機会法」とは・・・
核となる3つの要素を取り入れることを義務づけし、構造や内容は州や地域の事情に応じて変更することが可能な制度です。その制度の最大の目的は、すべての生徒が高校教育への進学や就職を果たすために必要な学力やスキル、労働市場に関する情報を得ること と定められています。

  • 学校における学習
  • 職場における学習
  • 学校・職場の両者を結合させる学習

3つの要素を取り入れて学校から職業への移行させるツールの一つ、それがジョブシャドウウイングです。

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ジョブシャドウイングの必要性

沖縄県の完全失業率(失業者/労働力人口×100)は、平成15年以降は7%代の高い率で推移しています。一方、全国については平成19年秋以降の世界不況のなか、平成21年は5.1%と悪化しており沖縄県との開きは小さくなっています。

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沖縄県の30歳未満の完全失業率については、平成15年以降は13%前後で推移しています。一方、全国については平成15年をピークに年々改善していたものの、世界的不況の中、平成21年は8.1%と悪化しています

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この破線にあたる数字が、沖縄県の失業率を上げている問題点です。

沖縄県の完全失業率は全国と比べて2倍近くありますが、完全失業率の世帯主と続柄別完全失業率の表で表記しているとおり、世帯主や配偶者の失業率は全国平均と大きな差は見られません。
特に、その他家族(同居している子どもや孫)の失業率が、飛び抜けて高くなっており、失業率の改善を図るためには、その他家族(同居している子どもや孫)への就業意識の低さに対して、早急な対応が必要になっています。
若年者の就業意識の低い理由
働く事の大切さを理解できない
進路に関する理解が得られないと考えている
どんな職業があるのかがわからない
就職すると夢が叶わないと考えている

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この状態がずっと続いたら。。。
就職が出来ない。フリーターの増加。
安定した収入がない。生活費が不十分。
親の援助が必要。結婚・自立が難しい。
将来の不安。生活費の不安。
沖縄の未来が不安
若年者の就業意識の向上、働くことの大切さを伝えることが必要になっており、ジョブシャドウイングのモデル事業がグッジョブ運動の柱事業として平成19年よりスタートしました。
“ 働く ”ことは愛である。
 自分自身を大切にするため。
 愛する人を笑顔にするため。
 子どもから大人まで県民みんなで考えよう!

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QandA

Q:ジョブシャドウイングでは、児童はどんなことをするのですか?
A:働いている大人の姿を、児童生徒たちが観察します。影のようについてまわり、その人の仕事や周囲の環境をメモを取りながら観察します。実際に児童生徒に作業をやってもらうことはありません。

Q:どんな仕事をみるのですか?
A:特別な仕事をみせるわけではありません。普段通りの仕事を観察します。会議や打ち合わせ、パソコン処理、文書処理、電話対応など、動きのある職場だけでなく事務系の職場でも対応できます。

Q:児童生徒に話しかけてもいいのでしょうか?
A:できれば作業や仕事にとりかかる前に、「今からこんなことをします」などの説明等をお願いします。児童生徒は質問事項をメモに取り、あとで質問するようにします。